今週は、斎藤が担当します。
このところ、にわか雨が多いように感じます。
天気予報を見ていても、晴れのち曇りの日でも
突然の土砂降りに見舞われる日があります。
ところで、にわか雨だったりスコールだったり、はたまた夕立だったりと
突如降り出す雨にはいろいろな言い方がありますね。
同じ意味で使われがちですが、それぞれ意味が異なるそうです。
まず『にわか雨』ですが、
「急に降ってくる一時的な雨」のことで、にわか雨が上がったら
何事もなかったかのようにカラッと晴れていることがほとんどだそうです。
次に『スコール』です。
こちらは、風を表す言葉なのだそうで、WMO(世界気象機関)の定義では、
「毎秒8m以上の風速増加を伴い、最大風速が11m/秒以上で、1分以上継続するもの」とされています。
このスコールは、主に熱帯地域で起こる気象現象ですが
降雨が伴うことが多いため、激しい雨を表す言葉と思われがちです。
激しい雨が降っていても、風の強まりがない場合は
にわか雨や通り雨という分類になるでしょう。
『ゲリラ豪雨』という言葉もありますね。
ゲリラ豪雨は狭い範囲の中で突発的な大雨が降る現象で、
発生を予想しにくいのが特徴です。
ちなみに「ゲリラ豪雨」は、気象用語ではないそうです。
最後に、『夕立』の紹介です。
これも、一時的な雨という点ではにわか雨と同様になりますが
特に夏の夕方に発生するもののみを呼んでいます。
夏の午後に降る短い雨で、雨の強さはその時々で違ってきますが
ゲリラ豪雨よりも穏やかなことが多いです。
以上が突発的に降る雨に関するさまざまな用語でした。
個人的には、スコールが風の強さであったこと、
夕立が思ったより爽やかな感じで夏特有の用語であることが、学びでした。